4.精神力に気づくきっかけ・・・・スプーンがちぎれる
声で聞く→先生のお話2
そんなふうですから今現在私がやってるような神仏というものは、そんなもの
はこの世の中には絶対あるはずがないから宗教なんか必要ないと言い張っと ったわけです。ところがそれがですね。まあ、どんどん〃〃と人間性が変わって きましたのはみなさんご存じの昭和四十七年・八年ごろにスプーンを曲げること が流行しました。
私は、「そんな馬鹿な事はありえない」と思いまして、そして、それを私は実験
をしたわけね。私がそれを物理的方法で実験しますと、人間が欲望を持たず に、「曲がったんだ」と思うとスプーンが簡単に曲がることが、自分自身でできる ようになったわけです。
今日もここへ、ちょっとこれ持ってきましたのでみなさんご覧になってください。
こういうものなんですけどね。これもですね、昭和四十九年、大阪大学で六百五 十人学生を集めましてこのスプーンを空へピューンと投げたわけ。そうします と、空中でスプーンの頭がちぎれて二つになって落ちてきた。ところがこれを虫 眼鏡で見ますと、ちぎったんじゃないんです。この付近だけ瞬間に何千度かに、 高温になってるわけ。溶解してるわけです。こうしたら見えます。
それで実はですね、それを今から何年か前にまたあるところで講演がありまし
た。だから、講演のためにこれを持っていったわけですね。それで、「どうぞみな さん、見てご覧なさい。欲望なしで空中へ放ったらスプーンが、温度が上がって こうなったんですよ」と言って。それで、講演会でこれを、このままずーっと一巡 して最後の人が返しに来た時です。「ありがとう」と言って返しに来た目の前で ここからまた柄がちぎれてポトンと落ちてしまったんです。これもやはり温度が 何千度かに上がってるわけ。
この辺でご覧になって・・・。よーく見えます。この辺でご覧になりますとよーく
見えます。ちょっとこれ、回して下さい。こういうようなことが・・・、私がですね大 阪大学工学部と医学部で学問をいろんなことをやった結果、こんなことが、あり えないことが自分自身に起こるということですね。それから私の思いがどんどん 〃〃と、「これでは何かがあるんだ」ということですね。
そして、昭和四十九年か八年に・・・。木曜日ですね。あれはフジテレビだった
ですかね。何かに出演しまして、私が精神力で物体を動かす実験をやったんで す。ところが、そのときはまだそんなこと思ってないから・・・。物体は勝手に動く んです。その時だって、「これは何もその物体が動くのは、私の精神力じゃない ですよ」「私に静電気が発生するから動くんですよ」ということをテレビで言いな がらやったんです。
私はその昭和四十八年、九年もまだそんなこと信じなかったわけですね。そ
れで、その物体を動かす実験をテレビでやって、そして大阪大学へ帰りましたら いろんな人がやって来まして、「昨日の放送を見た・・・」。 ある先生がね、「あ なたには不思議な精神力があるからあれ動くんだ」と言うから、「ばかなこと言 いなさんな」と言って。私は、「そんなことないですよ」と言い切ってたわけです。
私は不思議なことが起きても、それを全部物理的現象としか思えなかったわ
けでしてね。そんなこと一切、そのことは信じなかった。そして、あくる年、昭和 五十年、四十九年の十二月か、あるところで講演をしておったわけです。そう言 うて。「スプーンがちぎれる、物体が動く。こんなことは」と言うてね。「全然、そう いう不思議な現象じゃない。物理的現象だ」と言って説明しておったら大阪大学 の教授ともう一人別の大学の教授が二人席を立ちまして、「政木君、そんなこと はありえないんだ」「それはまさしく精神面のことで起こるんだ」と先生が、二人 がそう言いだしたわけ。私は演台に立って、「今まで私の思ってた事がおかしい んかなー」と思うようになったわけです。
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