1.幽体分離を体験する
その時に、幽体分離という現象が起こりまして、自分は信州の山奥に居るの
に自分だけ、生命体だけがこちらの方へずーっと飛んできました。ここ、ね、こ のへん名古屋近いですわね。ほいで、これ、風景、一木質まで、よく覚えており ました。ところがですね。それ、何処か分かんなかった。それからふた月しまし て、ある方と一緒に大阪から新幹線に乗って、ほいで名古屋の駅へ来たときに ふっとそれ思い出しまして、これ、話をしたんです。こういう風景、話をして、「松 の木が二本ある所まで私行ったんですよ。そこへですね、竜がやってきたんで すよ」と話をしたんです。「不思議なこと見ました」と言うた。
そうしたら、その人の、人が偶然にこの辺に縁のある人でね。私の言う、「あ
なたの言う通りの所がこの、今この右に見えてます。あそこにあなたの言う通り のとこがありますよ」と言うてね。そして、教えられて。それからふたりで東京へ 行って帰りに名古屋駅降りまして、ここをですね、ここへ、じゃ、一緒に行こう」と 言うて、ほいで、行ったわけです。これ、竹島なんですね。行きますと・・・。私は 松の木だけ目標に行った。ところが、こちらから島へ渡りますと一本も松がない わけ。「違うんかなー」と思うて。でも、その人はどんどん〃〃島を横切って向こ うへ行ってしまった。ここへ来たわけ。「あっ、これがそうです」と言うたわけです ね。私が行ったこともないところ、ここへ来てしまったわけ。私が見た寸分違わ ん所があったわけですね。
ところがそこの、ちょっとこちらに・・・。そこにちょうど、あの、白龍王という看板
の揚がったお宮さんがあって、そこへ行って話を聞いてみたわけです。私が幽 体分離で来た話をした。「あなたの言うてる風景は二十年前の風景ですよ」と言 う。この一月一日に来た場所が二十年前の所見てるという。一体どういうこと か・・・、それは意味分かりませんけど。ほんなこと、私はこれが初めてね。だか ら、初めて幽体分離によって行った所へ実際、現場へ行ったわけ。
ちょうどこの時に、私らが行ってますと、そこへある先生が来ましたね。T.S
先生と私の本に書いてある。それが来ましたら、その人がね、「今日、私とあな たとここで会うことになってた」「あなたが見た金色の龍神、それは私の守護神 です」「私とあなたはここで会うことになってた」とおっしゃるわけ。ほいで、その 不思議な話をして欲しいというて、そしてその・・・、そこで六十人ほど人、一緒 に来ておられたんで、その人に話をしたわけですね。こんなことがあったという て話をして、私が話をし終わって一歩、二歩ほど後へ下がりますとドンと音がし て、そこへ仏像が落下してきたわけですね。
それが、私の不思議な事の起こりはじめなんです。そのことから、そのT・S先
生とお付き合いが始まって・・・。そのT・S先生というのがですね、実は、今から 何百年か昔ね、縁があったことがわかった。それがちょうど・・・、これがあって しばらくしますと、新潟からあちらへ一緒に行こうということになったわけです。 ほいで、新潟で待ち会わせて、向こうの島へ渡ることになったわけですね。ほい で、向こうの島へ渡った。そうしましたら・・・。私はその島なんか行ったことない から分かりません。そしたらあちらの人がちゃーんと案内してくれました。ある所 へ行ったわけ。
そうしますと、そのT・S先生がね、「あなたが今から八百三十年前、 あなた
の家がちょうどここにあったんですよ」「私は、あなたの後を追っ掛けてきて、あ なたのお世話を・・・、一生お世話をした日妙と申します」「あなたは日蓮聖人で す」と言われたわけです。そういうことからですね、私の身の上にどんどん〃〃 不思議なことが起きだしたわけなんです。
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